検索される前のユーザーに広告を届ける方法|潜在層との接点を増やす

検索される前のユーザーに広告を届ける方法

「検索広告だけでは、新しいユーザーへの接触が足りないと感じている」

「まだ商品やサービスを検索していない層にも、広告を届けたい」

「潜在層に届けられる広告手法を、比較して整理したい」

検索広告は、ニーズが顕在化したユーザーに届く有効な施策です。一方で、検索行動を起こす前のユーザーには届きません。新規ユーザーとの接点を増やすには、検索の手前にいる層にどう広告を届けるかを考える必要があります。

本記事では、検索される前のユーザー(潜在層)に広告を届けるための代表的な手法と、検索広告との役割分担の考え方を解説します。

検索広告が届くのは検索行動が起きた後

検索広告は、ユーザーが検索したキーワードに応じて表示されます。つまり、広告が届くのは「すでに何かを探し始めている」ユーザーです。ニーズが明確なため、問い合わせや来店につながりやすい一方で、次のような特徴があります。

  • 検索する人の数に、配信できる量が左右される
  • 自社を知らない人は、自社名では検索しない
  • 検索前の段階にいるユーザーには、広告が表示されない

検索広告だけで新規接点が足りないと感じる場合は、検索の前段階を補う施策を組み合わせることが選択肢になります。検索広告だけで集客が伸び悩むときの考え方は、『リスティング広告だけで集客できない時に考えたい広告施策』でも解説しています。

検索される前のユーザー(潜在層)とはどんな人か

検索される前のユーザーとは、商品やサービスに関連するニーズが生まれる可能性はあるものの、まだ検索という行動に至っていない層のことです。次のような状態の人が含まれます。

  • 自社や商品・サービスの存在を知らない
  • 課題を感じているが、解決方法を調べるところまでいっていない
  • 興味はあるが、具体的に動くきっかけがない

潜在層の定義や顕在層との違いについては、『潜在顧客とは?顕在顧客との違いとアプローチ方法』で詳しく整理しています。本記事では、この層にどう広告を届けるかに絞って解説します。

検索前から問い合わせ・来店までの流れ

検索前から検索・比較検討までのユーザー行動フロー

検索前のユーザーが、問い合わせや来店に至るまでの流れは次のように整理できます。

  • ①まだ検索していない
  • ②広告やコンテンツで接触する
  • ③存在を知る
  • ④興味を持つ
  • ⑤検索する
  • ⑥比較検討する
  • ⑦問い合わせ・来店する

検索前のユーザーに広告を届ける役割は、②〜④の段階にあたります。⑤以降で検索広告や公式サイトが役割を果たすためにも、その手前で名前を知ってもらう接点が必要になります。名前で検索される仕組みについては、『指名検索を増やす方法|認知から検索につなげる施策』で解説しています。

検索前のユーザーに広告を届ける主な方法

検索前のユーザーに接点を作るための代表的な広告手法には、次のようなものがあります。

SNS広告

SNSの利用中に表示される広告です。年齢・性別・興味関心などで配信対象を絞りやすく、画像や動画でサービスの雰囲気を伝えられます。使い分けの考え方は『SNS広告とWeb広告の違い|店舗集客ではどう使い分ける?』で解説しています。

ディスプレイ広告

ニュースサイトやアプリなど、さまざまな配信面に表示されるバナー型の広告です。幅広いユーザーに接触しやすく、サイト訪問の母数を増やしたい場合に活用されます。

動画広告

視覚と音声で情報を伝えられるため、サービスの利用シーンや雰囲気を印象づけたい場合に向いています。

記事広告

メディアの記事形式で情報を届ける手法です。商品やサービスの背景や特徴をじっくり伝えられるため、興味を深めてもらう段階で役立ちます。

エリア・興味関心で届ける相手を絞る

検索前のユーザーは幅広いため、誰に届けるかを絞る工夫も大切です。

  • エリアターゲティング:商圏内のユーザーに絞って配信する。店舗集客などで有効
  • 興味関心ターゲティング:関連する興味・関心を持つユーザーに配信する
  • 年齢・性別などの属性:想定する顧客層に合わせて絞り込む

絞り込みすぎると配信量が減るため、目的に合わせてバランスを見ながら設定することが大切です。ターゲティングの考え方は『Web広告のターゲティングとは?エリア・興味関心で届ける方法』で詳しく解説しています。

検索広告と潜在層向け広告の役割分担

検索前のユーザーへの広告は、検索広告と競合する施策ではなく、検索広告の前段を補う施策です。それぞれの役割は次のように整理できます。

比較項目 潜在層向け広告 検索広告
届く相手 まだ検索していないユーザー 検索したユーザー
主な役割 存在を知ってもらう・興味を持ってもらう 比較・検討中のユーザーを取りこぼさない
評価の視点 接触数・サイト訪問・指名検索の変化など 問い合わせ・来店・CPAなど

検索前の接点で名前を知ってもらい、検索されたときに検索広告や公式サイトで受け止める、という流れで組み合わせると、それぞれの役割を活かしやすくなります。

潜在層向けの広告で注意したいこと

潜在層向けの広告は、すぐに問い合わせや来店に結びつくとは限りません。クリック数やCVだけで短期的に判断すると、本来の役割を見誤ることがあります。サイト訪問数、指名検索の推移、店舗ページの閲覧など、複数の指標を一定期間かけて確認する視点が大切です。

また、広告の配信を始める前に、目的・予算・配信期間を整理しておくことも重要です。始める前の確認事項は『Web広告を始める前に確認したい費用・配信・運用のポイント』、予算の考え方は『Web広告の予算配分はどう決める?認知と獲得の考え方』で解説しています。

たとえば店舗集客の場合、広告を見た人がすぐに来店するとは限りません。まず名前を知ってもらい、後日あらためて検索したり、地図や口コミで店舗情報を確認したりしてから来店するケースもあります。こうした「時間差」を前提に、配信期間や評価の見方を決めておくと、判断のブレを抑えやすくなります。

Bubble-Adsを活用する場合

検索前のユーザーとの接点を増やす選択肢の一つとして、Bubble-Adsがあります。5,000媒体以上、月間800億imp以上の広告枠に配信でき、エリアターゲティングや年齢・性別、興味関心ターゲティング、ホワイトリスト配信に対応しています。平均CPC5〜9円という比較的低い単価での配信実績があり、検索広告やSNS広告などの他媒体を補完しながら、サイトへの訪問母数を広げたい場合にご検討いただけます。

小売、商業施設、フィットネス、レジャー施設など、商圏を意識した集客でも活用されています。ただし、広告だけで結果が決まるわけではないため、目的や他の施策とあわせた設計が大切です。

まとめ

検索広告が届くのは、検索行動が起きた後のユーザーです。新規ユーザーとの接点を増やすには、SNS広告、ディスプレイ広告、動画広告、記事広告などを活用し、検索前の段階で存在を知ってもらう前段施策を組み合わせることが考え方の一つです。

検索広告と競合させるのではなく、役割を分担させることで、認知から検索・比較検討・来店までの流れを整えやすくなります。「どの手法が自社に合うか分からない」という場合は、お気軽にご相談ください。

検索前のユーザーへの広告をご検討の方へ

検索前のユーザーとの接点を増やしたい場合や、認知から検索・来店につながる前段施策を検討している場合は、Bubble-Adsも選択肢の一つです。お気軽にご相談ください。